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冗長独立ディスクの配列(RAID)とは何ですか?
RAIDは冗長独立ディスクの配列の略です。つまり、RAIDは複数のディスクを論理的にまとめて一つのアレイにする方法です。こうすることで、これらのディスクが協力して、より高価なディスクの速度や信頼性を実現するという考え方です。実際に達成できる速度や信頼性は、使用するRAIDの種類によって異なります。
RAIDストレージ用語集:よく使われる用語
RAIDストレージは技術用語が多く複雑な分野です。この記事の後半でいくつか使いますので、ここで最も一般的なものを説明します。
- パリティ: RAIDアレイ内のデータを再構築するための分散情報。ディスクが故障してもデータを復元可能にする。
- ミラーリング: 1台または複数のハードドライブのデータを別の物理ディスクにコピーすること。
- ストライピング: 複数のディスクにデータを分散して書き込む方法。以下の例では、データは複数のドライブに順番に書き込まれ、最後のドライブまで行くと最初のドライブに戻って二回目のストライプが始まる。
- ブロック: 各ディスク上の論理的なデータ書き込み領域。容量はRAIDコントローラにより設定される。
- 左右対称性: RAIDアレイにおけるデータとパリティのドライブ間の分布方法を決める対称性。RAIDベンダーによって4つの主要な対称性スタイルがあり、企業によって独自スタイルもある。
- ホットスペア: RAIDアレイ内の故障したディスクの代わりに使える予備ディスク。
- 劣化モード: RAID内のドライブが読み取り不能になりアレイから外された状態。この時、新しいデータとパリティは残りのドライブに書き込まれる。故障ドライブからのデータ要求は、他のドライブのパリティ情報から計算される。ドライブ数の減少によりRAIDの性能は低下するため「劣化モード」と呼ばれる。
RAIDの種類は?
各RAIDを個別に説明する代わりに、以下の表で各RAIDモードの違いを正確に示しています。
参考文献
- https://www.westerndigital.com/en-il/solutions/raid/
- https://www.ontrack.com/en-us/data-recovery/raid/introduction
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